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Nikon Z9 実機 レビュー

Nikon Z9 実機 レビュー

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はじめに

Nikon Z9 を購入してから、約9か月ほど経ちました。
発売は2020年の12月です。
発売から4,5年ほど経とうとしているニコンのフラグシップカメラですが、今からでも購入を考えている方の一助となりますようにレビューを執筆します。

長くなりますが、どうかお付き合いください。

購入した理由

見た目

第一にやはり見た目です。
一般的なカメラでは考えられない、ほぼ正方形のボディーでデカくて・ゴツイです。
Z9が出る以前のボディーのデザインは、スタイリッシュな見た目とは言えず苦手なメーカーでした。

フラグシップ機への憧れ

以前はILCE-7RM3を使用していました。
しかし、使っているうちに不満が出てきてしまい、わずか1年ほどで手放してしまうことに…

色々なカメラを見ているうちに、「どうせならフラグシップを買ってしまおう」と血迷ってしまいました。
1年ほど必死に貯金して新品で購入しました。

Zレンズを使いたい

Nikonといえば老舗の光学屋さんのイメージがありました。

CP+での撮影体験でレンズの凄さを感じました。
とくにPlaneやS-Lineのレンズは飛びぬけて凄いと感じます。

インフルエンサーに影響された

何気なく欲しいなと思っていた矢先、カメラ系インフルエンサーの方々の動画を見てしまいました。
その使用感の良さや作例を見ているうちに、欲は無限大へ…

isofssさん、ありがとう!

 

外観とデザイン

購入した理由に先に書いてしまいましたが、ほぼ正方形のボディーでデカくて・ゴツイです。
縦位置グリップ一体型で非常に大柄なボディーです。
縦位置グリップ一体型のフラグシップ機を出しているのは、CanonとNikonのみといったところでしょうか。
Canonは丸みを帯びたデザインです。
一方、Nikonはカクカクしたデザインです。
私個人的には刺さるデザインです。

我が家では通称、お弁当箱と呼ばれています。(分からなくもない)

筆者は手が比較的大きいため、がっつりホールドできます。
手が少し小さい方には厳しいと思います。

縦位置グリップ一体型のため、縦位置でも横位置で撮影したときと同じように撮影できます。
SmallrigのL字ブラケットを常に装着しています。
私の手が大きすぎるが故に、縦位置のグリップだけでは物足りないと感じてしまいます。
ブラケットを装着することによって厚みが出るので、ホールドしやすくなります。



実機を実際に触ると分かりますが、非常に握りやすいグリップです。

横からもご覧いただきましょう。
メカメカしくてカッコいいですネェ。。

画質

高感度と低感度においての作例をご覧ください。
Nikonといえば風景。
総合評価から先に言ってしまえば、低感度がやはり強い印象です。
また、現像をせずとも十分納得できる写真が撮って出しで楽しめます。

高感度

高感度はやはり弱いと感じられます。
もちろん環境によりますが、ISO2000ほどでもノイズが気になることもあります。
ILCE-7RM3を使用していた際はカラーノイズが載りまくりで、ノイズリダクションもできないような状態でした。

それに比べ、Z9はノイズリダクションさえすれば、まったく気にならないと言っていいと思います。

Lightroomでノイズリダクションリダクションをかけてみました。
ツルツルです。

なんと、ISO12800の写真です。

低感度

一方、低感度に関しては文句なしです。
撮って出しで素晴らしい画を出してくれます。
Nikonは風景といった勝手な印象がありますが、まさに風景やスナップを撮るにはうってつけです。

特に驚いたのはダイナミックレンジの広さです。
※以下の写真は少々、コントラストとシャドウをいじっています

高画素であることのメリット

やはりトリミング耐性に優れていることが大きいです。
大きくプリントしない限りは高画素なんて要らないといわれるかもしれませんが、拡大したときにカリカリに解像している感じがたまりません。

DXクロップしても、1900万画素ほどは残るのでそのまま使えるのも良い点です。

AF・被写体認識

同時期に発売されていた他メーカーのフラグシップ機と比較すると、厳しいかなという印象です。
今回は、動体撮影に関してのお話です。

イルカのショー

暗い・コントラストの低いシーンはやはり苦手なようです。
3Dトラッキングでイルカの頭に向けロックして追いかけますが、背景の壁にあったり観客席に飛ぶことが多々あります。
こういった際はシーンを狙ってダイナミックAFで撮影します。

イルカのショーだけではなく、泳いでいるアザラシ・ペンギン・魚などもトラッキングして追いかけたり被写体認識を頼り切ることは難しいです。
設定の追い込みが必要です。

※ごめんなさい、データが消えてしまったため写真はありません
次撮影した際に載せます

野鳥にはまったく詳しくありませんが、、鳥の種類によっては、鳥として認識しないケースがあります。(ほぼありません)
AFエリアはカスタム、鳥認識で撮影しています。

つづいて、枝の中にいる鳥を検証します。
奥、手前の枝をなぜか誤認識したり、引っ張られたりします。
現状、Z70-200しか持っていないため、最大でDXクロップ→300ミリまで寄ってこれくらいです。
Z100-400、または400mm以上の単玉を購入すると認識精度はもちろん上がるでしょう。

そういったシーンで適宜、AFモードを切り替えたりするのがテクニックです。

特にレンズのカスタムボタンに、「AFエリアモード循環選択」に割り当てています。
こうすることで瞬時に切り替えることができます。

実際に検証してみた

今回検証したのは以下の通りです。

3Dトラッキング

コントラストが低いとど うしても芝生に引っ張られたりします。
今回のような被写体によってしっかり光が当たる状況かつ、被写体が大きければ使えます。
小鳥を撮るのであれば厳しいと感じます。
親指AFに3Dトラッキングに割り当てています。

被写体認識・鳥モード + カスタムエリア

まず被写体認識の鳥モードとカスタムエリア4*5で撮影を行いました。
秒20コマのAF-Cで連写しました。

まず、オートエリアAFで全域で動体を撮影するのは難易度が高いです。
歩留まりが極端に落ちます。

あらかじめ被写 体の大きさなどを想定してカスタムエリアを設定して撮影に臨むことをお勧めします。

また、被写体認識の鳥モードですが、得意不得意がやはりあるようです。
今回は翼に引っ張られたりしたため、途中からダイナミックAFに切り替え頑張ってフレーミング ました。

ダイナミックAF

最後の手段です。
像面位相差で動作している限りはピタッと合焦してくれます。
真ん中のフォーカスポイントから外れても周囲のフォーカスポイントを使って合わせてくれます。

連写性能

Z9はCFexpress Type-Bのダブルスロットです。
Z8だと、SDカードとCFexpress Type-Bの構成です。

これもZ9を選んだ理由になりますが、片方SDカードでは高速連写の書き込みスピードがボトルネックになる不安があります。

秒20コマ RAW + F* で5秒ほどはバッファが詰まることなく連写しつづけられました。
5秒ほどの長い時間連写することはまずないので十分です。

また、撮影した画像をPCに転送する際も助かります。
やはり、1枚あたりのデータが大きく転送速度が遅ければそれだけ時間がかかります。

両手での操作になってしまいますが、ダイヤルをクルクル回すとレリーズモードを変更できるようになっています。

EVFと背面モニター

EVF

定評の通り、素晴らしいです。
慣れてしまえばこんなものだな~と慣れてしまいますが、野鳥撮影の際にその快適性が感じられます。
もちろん、一眼レフの光学ファインダーと比較してしまうと室内などではやはりEVFだなと思うことはあります。



その真価を発揮するのはやはり、野鳥撮影です。

遅延やブラックアウトは当然のように一切ありません。
見やすさのおかげで、飛び立つ瞬間・羽を広げた瞬間、確実にシャッターを切ることができます。

仕事では普段、R6mk2を使用していますが、その差に驚きます。
R6mk2はファインダーが暗く、ざらつきを感じます。
また、真正面から覗かないと像が歪んで見えます。

Z9はそういったことはありません。

ミラーレスの特権ですが、もう一つ。
非常に強い日差しの環境下でも、撮影した写真をファインダーの中で映し出せるということです。
撮った写真をファインダーでチェックする際にやはり綺麗なのでテンションが上がります。

ちょっとズレますが、野鳥撮影をしててかなり便利だなと思うことがあります。
握った時に届く真ん中のカスタムボタンにサイレント撮影を割り当てています。
鳥さんが近くに来たとしても、シャッター音で驚かせずに撮影できます。

背面モニター

ILCE-7RM3からの乗り換えで最初にびっくりしたのは液晶モニターです。
撮った写真が正しい色・明るさで表示されることに感動しました。
以前は撮影した写真を背面モニターで確認しますが、暗い上に色が違うことでストレスを感じていました。
メニューについてもすべてタッチ操作できるので、非常に快適です。

忘れていけない目玉ポイントは、4軸チルトです。
他社ではあまり見ないようなギミックで、縦軸でのチルトができます。
可動部分が複雑だから壊れやすいということもなさそうです。
しっかり頑丈に作られています。

 

バッテリー持ちと耐久性

バッテリー持ち

一本のバッテリーでおおよそ、4000枚から6000枚ほどは撮れるような印象です。
※JPEG+RAW★の分割記録撮影時

耐久性

夏の炎天下で撮影したことはありません。
2時間ほど太陽の当たっている環境で撮影してみましたが、熱停止どころか本体はほんのり熱いとも感じれません。
大柄なボディー全体でしっかり放熱してくれています。

古いカメラあるあるかもしれませんが、急に電源が落ちたりフリーズしたりすることも当然ありません。
安定性も素晴らしいです。
安心して撮影に専念できます。

こんな人は買わないほうがいい

大柄なカメラを扱うのが難しい人

やはり大きくて重たいボディーです。
頻繁持ち出さないと、いざ撮影の時に筋肉痛になります。
手が比較的小さい人も要注意です。
しっかりグリップに力が入らないと、握りこめません。

AF性能や被写体認識の精度を高く求める人

撮影の環境にそれこそよりますが、頼り切ってフレーミングだけに集中できるとは言い切れません。
ただし、まったく使えないというわけではありません。
実際にショールームまで足を運んでみたり、レンタルしてみたりするのが良さそうです。
そうは言っても、レンタルするのは結構高いです。。
やはり、CP+がフィーリングをテストする絶好のチャンスだと思います。

予算や維持費をある程度覚悟できない人

ボディーだけではなく、当然レンズや周辺機器を購入する必要があります。
ボディーが大きいということはバックなどのアクセサリー類も高額になりやすいです。
実際に貢いでしまった金額を参考までにお見せします。

機材 価格
ボディー 約70万円
標準ズームレンズ 約15万円
CFexpress Type-B カード(2枚)
+
カードリーダー
約5万円
三脚 約3万円
カメラバッグ 約3万円
防湿庫 約3万円
合計 約99万円


軽く100万円は吹き飛んでしまいます(´;ω;`)

今から買うのはアリなのか?

今後、発表されるであろう、Z9ⅱが出るまで待ったほうがいいかなというのが個人的な見解です。
後継機種が発売されれば、買取価格が下がると同時に市場に在庫が溢れ、価格は下がります。
そこで本機狙うのもアリです。

筆者はZ9ⅲが出た時点で買い替えを検討すると思います。

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