本機を購入してから1年ほど経ちましたので、レビューします。
吉田製作所の吉田さんがレビューしたことによって、バカ売れしてしまった E14 Gen6 です。
購入したモデルは?
カスタマイズしたので構成は以下の通りです。
> プロセッサー AMD Ryzen™ 7 7735HS (3.20 GHz 最大 4.75 GHz)
> 初期導入OS Windows 11 Home 64bit
> 導入OS言語 Windows 11 Home 64bit - 日本語版
> Microsoftソフトウェア なし
> DIMMメモリー 32 GB DDR5-4800MHz (SODIMM) - (2 x 16 GB)
> 1stストレージ 1 TB SSD M.2 2242 PCIe-NVMe Gen4 TLC OPAL対応
> 2ndストレージ なし
> ディスプレイ 14" 2.2K液晶 (2240 x 1400) IPS, 光沢なし, マルチタッチ非対応, 100%sRGB, 300 nit, 60Hz selected upgrade
> グラフィックカード 内蔵グラフィックス
> 内蔵カメラ IR&1080p FHDカメラ、マイク selected upgrade
> 本体カラー グラファイトブラック
> カバー素材 アルミニウム
> 無線LANアダプター Wi-Fi 6対応 (IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n準拠) 2x2 & Bluetooth® (RealTek 8852BE)
> 1st イーサネット 有線イーサネット
> 指紋センサー 指紋センサー selected upgrade
> キーボード バックライト付、ブラック - 日本語 selected upgrade
> バッテリー 3 セル リチウムイオンポリマーバッテリー 57 Wh selected upgrade
> 電源アダプター 65W ACアダプター (2ピン) USB Type-C
> 付属品言語 韓国語/日本語/英語
> 標準保証 1 年間 送付修理 メーカーへの送付・梱包料はお客様負担
オプションで追加したもの・アップグレードしたもの
1. ディスプレイ 14" 2.2K液晶 (2240 x 1400) IPS, 光沢なし, マルチタッチ非対応, 100%sRGB, 300 nit, 60Hz
細かい文字(コード)を日常的にみるため、高精細なディスプレイを選択しました。
2. 内蔵カメラ IR&1080p FHDカメラ、マイク
+2,200円と良心的な価格でオプションを付けられるので、選択しました。
顔認証の速度は良好ですが、カメラ自体の画質はそれほど良くありません。
白飛びする傾向があり、ノイズが載ります。
しかし、zoomなどのオンライン会議では十分です。
3. 指紋センサー
起動直後すぐに使用できず、数秒ほど経ってから使えるようになるのがストレスに感じます。
使えるようになると電源ランプが緑色に点灯するのでわかりやすいです。
4. キーボード バックライト付、ブラック - 日本語
こちらも+2,200円で選択できます。
正直使う機会はあまりありません。
5. バッテリー 3 セル リチウムイオンポリマーバッテリー 57 Wh
47Wh→57Whにアップグレードしました。
モバイルノートにしては、重量がそこそこ増えてしまいました。
こちらも+2,200円でアップグレード可能です。
アップグレードした理由は以下の2つです。
・将来的に劣化したときに困らない
当然ですが、母数が大きければ大きいほど、劣化した際のキャパシティーは大きくなります。
・バッテリー持ちが良くなる
こちらも当然ですが、大きければ大きいほど、バッテリー駆動時間は伸びます。
筆者の用途
基本的にはWeb開発に使用しています。
Web系の開発を趣味程度にやっています。
本ブログサイトのCMSシステムもこちらで作成しています。
画像編集やクリエイティブなことはあまりしません。
外観・デザイン
まずは外観を眺めまわしましょう。
ThinkPadらしい無骨なデザインです。
ディスプレイ側の天板は金属です。
パームレストと背面パネルは残念ながら、プラスチックです。
全体的に指紋が付きやすいです。
サイズ・重量
通常の14インチのPCと何ら変わりがありません。
重量はそこそこ重いです。
ACアダプター+本体で約1740gでした。
バッテリーを47Wh→57Whにアップグレードしたのも、理由でしょう。
スペック・性能
AMD Ryzen7 7735HS を搭載している上、32GBとクリエイティブな作業をしない限りは十分使える性能です。
HSとついている通り、通常のUモデルとは違い、若干強いモデルです。
しかし、冷却システムが弱くそこまで冷えないことから性能がある程度制限されているかと思われます。
もちろんPhotoShopやLightroomでの軽作業はできますが、プレビューがもっさりしたり書き出しが遅いです。
クリエイティブな用途では、購入はお勧めしません。
プログラミング用途や事務作業用途でお勧めできる機種です。
-- 追記 (2025/09/11)--
メモリを32GBから64GBに増設しました。
購入時、32GBあればまず問題ないだろうと思いました。
しかし、開発環境のDockerやWSLを同時に使うことが多くなってきました。
動作のモタツキを感じ始めたため、思い切って32GB*2枚の構成に換装しました。
バッテリー持ち
アップグレードした分、若干ではありますが持ちはよく感じます。
HSのCPUを搭載していること&2.2Kのディスプレイを搭載していることを考えれば頑張っているとは思います。
コーディング作業4時間連続ほど、輝度マックスの状態で充電が切れます。
軽作業かつ、ディスプレイの輝度を中間ほどに設定して使用していれば半日は余裕で持ちました。
バッテリー100%かつ、以下の条件で4~5時間ほど持ちます。
・輝度マックス
・ViaualStudioCode+ブラウザの使用
・サウンドはオフ
私の使い方だと1年で5%ほど劣化します。
バッテリー持ちを重視する方は、HSモデルではなく、Uモデル(低消費電力版)を選びましょう。
ディスプレイ
+12,100円課金して、2240*1400の2.2K液晶にアップグレードしています。
左右から斜めに覗いても視野角は広そうです。
しかし、上下から覗き込むと若干暗いような気がします。
ノングレアですが、多少は映り込みます。
最大輝度(300nit)にしても、明るい室内や、屋外の環境での使用は難しいです。
100%sRGBですが、写真を現像したり編集するのには向かないと思います。
残念ポイントが一点。
180度開き切りません。
インターフェース
ポート・拡張性
> USB Type-C 3.2 Gen 2 x 1
> USB Type-C 3.2 Gen 1 x 1
> USB 3.2 Gen 2 (Powered USB) x 1
> USB 3.2 Gen 1 x 1
> HDMI
> マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック
> RJ-45
必要十分な構成です。
不足はありません。
キーボード
キーストロークが他のThinkPadシリーズと比べ浅いため、打ちづらく感じます。
キー配列は一般的で打ちやすいです。
FnとCtrlの位置が気に食わないですが、使い慣れます。
後継機種の、E14 Gen7 はFnとCtrlの位置が一般的な配列になっています。
(LenovoVantageアプリでキーの入れ替えが可能です。)
また、バックライトを搭載しているので薄暗い場所で活躍します。
トラックパッド
手汗が割と出る人は操作しづらいかもしれません。
指のひっかかりを感じます。
ThinkPad特権の赤ポチでカーソルの移動ができ、右左クリックが独立してボタンがありますので困りません。
トラックパッド内のクリック感は適度で良いです。
(硬すぎず、柔らかすぎず)
スピーカー
やはり価格なりで期待できません。
人の声は聞きやすいですが、音楽を聴いたりするのには向きません。
こちらはMacbookの一強です。
おすすめのアクセサリ
PC購入後、2000~3000リワードほど付与されます。
1リワード1円として、オンラインストアで使用することができます。
付与されてから6か月間で期限が切れてしまうので要注意です。
PC購入後、アクセサリを購入して消費するのがおすすめです。
やはりモバイルノートなので、持ち運びがほとんどです。
一番お勧めがクッションケースです。
値段なりの質感ですが、ThinkPadのロゴがあるので満足感が高いです。
クッション性もあり、安心できます。
総評
コストパフォーマンスが非常に高く、勝るものはないかと思います。
クリエイティブな用途に使うのはお勧めできません。
パフォーマンス不足が否めず、ディスプレイの品質なども良くありません。
クリエイティブ用途であれば、Mac一択だと個人的に思っています。
価格コムでもレビューを投稿しています。