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Nikon Z5ⅱ ファーストインプレッション @ニコンプラザ東京

Nikon Z5ⅱ ファーストインプレッション @ニコンプラザ東京

Nikon Z5ⅱのファーストインプレッションをお届けします。

小一時間ほど触った感想になります。
完全に私の主観ですので、ぜひ、ニコンプラザまで足を運んで実機を触ってみてください。

外観

Z6ⅲと同じような軍艦部のデザインです。
見た目がかなりスマートなので好きです。
Z5、Z6, Z7 のような小さくて尖っているデザインは正直好きではありません。

操作感

色々気になるところはありますが、おおむね素晴らしいです。

ボタン類

Z8, Z9, Z6ⅲ と同様のボタン配置で、非常に分かりやすいです。
特にメインカメラがこういったカメラであれば、サブ機として導入しやすいです。
ボタン配置が違うことによる戸惑いの心配がありません。

マルチセレクター・サブセレクター

ボタン配置については文句ありません。
しかし、マルチセレクター・サブセレクターの操作感はやはり気になります。

サブセレクターに関しては縦移動ができず、上下左右の移動になります。
また、サブセレクター自体が小さく操作しづらく感じます。

マルチセレクターは押し心地がグニョグニョとします。
クリック感がもう少し欲しいです。

グリップ

私は普通の人より手が大きいため、小指がギリギリでした。
※私の手が大きすぎる可能性が大いにあります。
普段、Z9を使っているユーザーは小指の力のかかり方が気になるかもしれません。
それでも十分握りやすいグリップなので問題ないと思います。

一方で、Z70-200 f2.8 VR S を装着した際のバランス感は良くありません。
フロントヘビーで疲れます。

Z 24-120mm f/4 SZ 24-200mm f/4-6.3 VR の組み合わせではバランスは良好でした。

プロやハイアマチュアの方は、サブカメラとして標準レンズを付けっぱなしにしておき運用するのが最適だと思います。

 

EVF・背面モニター

普段使用している、Z9と遜色ありません。
エントリー?ミドルだからといって妥協は感じられません。
非常に見やすいです。
Z9やZ8と同様の3000カンデラです。

ドット数は他メーカーと比べ劣りますが、やはり見やすさを追求しているのが分かります。
他メーカーの機種を試しましたが、覗いたときに綺麗には見えますが、電子的というかモニターを見ている気分です。

慣れてしまうと他メーカーのカメラのファインダーを覗けなくなってしまいます。

AF・被写体認識

普段使っている、Z9より精度が上だと感じました。
同様の環境・設定で室内を浮遊している鳥を追いましたが、違いが出ました。

  全体的な被写体認識の挙動 被写体への遮りへの挙動
Z9 最初から鳥の瞳を検出するわけではなく、胴体を認識して追いかけます。
鳥の瞳自体は検出しますが、被写体への光の当たり方などで外すことがあります。
造形物の草が被写体(鳥)を遮った際、草に引っ張られ、そのまま被写体を見失ってしまいます。
再び鳥をロックオンしてトラッキングさせる必要があります。
Z50ⅱ 最初から鳥の瞳を検出し、なかなか離しませんでした。
Z9とは違い、鳥が後ろを向いたとしても横顔が見え始めた段階で素早く瞳を検出してくれました。
造形物の草が被写体(鳥)を遮った際、草に引っ張られることもあります。
しかしながら、瞬時に鳥を再びトラッキングしてくれます。

ボディーの価格差、約3倍ですが下剋上が起こっています。
Z50ⅱを触った際も感じましたが、Z9やZ8とは違うアルゴリズムが組み込まれているのでしょうか。

あくまでもショールームで試しただけなので、撮影時の環境により違いが出る可能性があります。

残念ポイント

大きな欠点はなく、オールマイティなスタンダード機だと思います。

(04/21 追記)
書き忘れていました。
バッテリー室のカバーの爪が小さく、安っぽい作りであるのが気になりました。
他機種、Z6,7系も同じなのでしょうか。
爪が深く引っ掛からないため、ロックを解除しにくいです。

バッテリー持ち

強いて言うならば、バッテリー持ちがあげられます。

正確なコマ数やどれほどの時間撮影できるのかは分かりかねますが、あまり期待はできなさそうです。

Type-Cポートで給電できるのは確かに良いですが、充電ケーブルを挿しながら撮影を続けるのはケーブルが邪魔なのであまりしたくありません。

バリアングル液晶

たびたび、勃発する"バリアングル・チルト争い"ですが、私はチルト派です。
しかし、Z5ⅱはターゲットから考えてもバリアングルで正解なのではないかと思います。

他社のバリアングル液晶を搭載している機種と比較しても、展開部分が剛性に作られているのがわかります。

残念だと感じてしまうので、液晶の厚みの分、厚みが出てしまいます。
そのため、マルチセレクターの左ボタンを押した際にボディーと液晶の段差が気になってしまいます。

バリアングル液晶が残念ポイントになってしまう・しまわないは人によるでしょう。

絶賛ポイント

高感度性能が高い

高感度性能が高く、暗い環境での撮影に重宝します。
何気にスターライトビューや赤色画面表示機能が、そのまま引き継がれています。

高感度性能は詳細にテストできていませんが、Twitterで星空の高感度比較を上げている方がいらっしゃいました。

被写体認識・AF性能がフラグシップ、ハイエンドに引けを取らない

一番の魅力はやはりこれだと思います。
引けを取らないどころか若干上回っているような気もします。

普段、Z9・Z8・Z6ⅲなどのExpeed7を搭載しているカメラをお使いであれば、戸惑いなくサブカメラとして導入することができます。

また、ターゲットとしているZ5やD780ユーザーにもうってつけだと思います。
Expeed6からの大幅な進化を目の当たりにすることでしょう。

お値打ち価格

比較的、お買い求めやすい値段です。
基本性能はハイエンドとフラグシップと同等レベルと考えるとお得です。

機種 ニコンダイレクト販売価格(税込)
Z8 599,500円
Z6ⅲ 435,600円
Zf 299,200円
Z5ⅱ 258,500円

今後期待するアクセサリー

前半でもお伝えしたとおり、私は手が大きいので、グリップを拡張できるものが欲しいです。
かといって、せっかくのコンパクトなボディーに、バッテリーグリップを装着すると大柄のボディーになってしまいます。

画像はZ7用のエクステンショングリップですが、このような製品を出していただけると安心できます。

こんな人におすすめ

  • お仕事でサブカメラとして導入する(プロ)

    先ほども書きましたが、普段使用しているZ9やZ8と変わらない操作感で、気軽に運用できます。
    Z9やZ8といったメインカメラには望遠レンズや単焦点レンズを装着し、サブ的な用途でZ5ⅱを使用するといった使い方が最適だと思います。

  • Z30やZ50などのエントリーモデルからのステップアップ(初心者)

    レンズを揃えたりする必要もあるので敷居が高いですが、余裕があるのであれば最適な選択だと思います。
    まさにターゲット中のターゲットです。

まとめ

購入を悩んでいる方、ぜひニコンプラザ東京・大阪まで足を運んで触ってみてください。
私は、カメラ貯金が貯まり次第、購入予定です。

ご予約・購入はこちらから↓

https://nij.nikon.com/shop/g/g4960759917157/ 

この記事を書いた人
管理人

気ままにどこかに写真を撮りに行きます。
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#Nikon #Z5mk2